木製全開サッシのある家(2階建)②なぜ、木製サッシなのか?

趣味と暮らす家, 蓮田の家

今日は、木製サッシを
検討されている方に向けて
3回に分けてお話をして
いきたいと思います。
今日は、その2回目です。

「なぜ、木製サッシなのか?」

私が木製サッシを採用する
一番の理由は、全開できる
からです。
ですので、木製サッシにする
場合、全開しない形式の
例えば引違サッシは採用しません。
引違ならアルミサッシで十分だと
考えています。
それに加えて、木製サッシは
既製サイズというものがなく
設計に合わせて自由に寸法を
決めることができることも
採用する理由の一つです。

逆に、素材が木であることは
採用する大きな理由ではありません。
もちろん、外観としても
インテリアとしてもサッシのフレームが
木の方が特徴的なものになるのですが
それは一番最初の条件ではなく、
「木でできたサッシであったらいいな」
というくらいの感じです。

このようなマインドで
設計した平屋の事例を見ていきながら
話を進めていきたいと思います。

このシリーズの1回目(昨日のブログ)

そして昨日のブログでは、
「平屋」の事例で見て行きましたが
本日は「2階建の事例」を
見て行きながら
話を進めて行きたいと思います。

埼玉県「蓮田の家」木製全開サッシを全開した状態を南側のデッキから見ている。その奥にはリビングがあってデッキとリビングが一体化している
埼玉県「蓮田の家
(写真 白石隆治

幅が約3.6メートル
高さは天井まで目一杯の
2.2メートルの大きな
木製全開サッシです。

この木製サッシは
枠や庇を大工さんがつくり、
敷居や庇に板金屋さんが
ガルバリウムを葺き
建具屋さんがガラス戸を
つくり吊り込んで
出来上がりました。

このように全開すると
デッキと室内(リビング)が
一体化します。

埼玉県「蓮田の家」木製全開サッシを全開した状態をデッキの東南方向から見ている。その奥にはリビングが越しに庭が見えている
埼玉県「蓮田の家
(写真 白石隆治

木製の全開サッシは
南面だけでなく
東面にも繋がっています。

東南の角に木製全開サッシを
設けることで
光や風をより多く採り入れる
ことができるほか、
その大きさ以上に広がりを
感じて、大きな開放感を
得ることができます。

埼玉県「蓮田の家」東面の木製全開サッシを全開した状態をデッキから見ている。その奥にリビングが越しにダイニングが見えている
埼玉県「蓮田の家
(写真 白石隆治

木製サッシを全開するというのは
単に「窓を開ける」という行為ではなくて
「室内と外部が一体化する」させる
行為なのです。

埼玉県「蓮田の家」木製全開サッシを全開した状態を南側のデッキから見ている。
埼玉県「蓮田の家
(写真 白石隆治

モク勢全開サッシを閉じると
このような姿になります。
庇が水平ラインをつくり
伸びやかな印象にしています。
戸袋が板なので
上部の外壁の板金仕上げを
少し和らげています。

埼玉県「蓮田の家」東木製全開サッシを全開した状態をビングから見ている。庭と室内の境界が曖昧になっている
埼玉県「蓮田の家
(写真 白石隆治

木製全開サッシを室内(リビング)
から見ているところです。

もはやどこまでが室内か
どこからが屋外か
境界がかなり曖昧になっています。

現場製作の木製サッシなので
全く引き残しがなく
全開したときにスッキリした
ビジュアルになっています。

鴨居は天井に隠し、
縦枠も壁よりも手前で止めて
壁を枠まで巻き込むようにして
できる限り壁に穴が空いたような
状態になるように設計しています。
その方が、より全開サッシの
特徴である「内外一体」の
感じを引き出すと考えたからです。

建主さんは
どうしても「木製全開サッシ」を
自分の家で実現されたいという
強い気持ちがあって
このような印象的な
木製全開サッシが実現できました。

次に紹介するのは、
少しやり方が違うものの
やはり「内外一体」の
環境を目指して設計した事例です。

鎌ケ谷市「趣味と暮らす家」インナーテラスの木製全開サッシを全開にした状態をインナーテラスの奥から見たところ
鎌ケ谷市「趣味と暮らす家
(写真 小泉一斉

「趣味と暮らす家」の2階に
設けられた木製全開サッシ。

ここは「インナーテラス」で
休日、本を読んだり昼寝をしたり
のんびりと過ごすための空間です。

建主さんより
「中なのに外のような
    場所をつくってほしい」
というリクエストで設計した
インナーテラスです。

インナーテラスの奥から
木製サッシを全開して
外を見ているところです。

プリーツスクリーンは
壁の中に仕込みました。

アイランドプロファイなので
気密性は確保されますが
ハンドル部分が引き残されます。

鎌ケ谷市「趣味と暮らす家」インナーテラスの木製全開サッシを全開にした状態を趣味室から見たところ
鎌ケ谷市「趣味と暮らす家
(写真 小泉一斉

併設する趣味室から
見たところです。

壁も杉板を黒く塗って
なんとなく他と変えて
外のような雰囲気をになるように
しています。

鎌ケ谷市「趣味と暮らす家」インナーテラスの木製全開サッシを全閉じた状態を趣味室から見たところ
鎌ケ谷市「趣味と暮らす家
(写真 小泉一斉

木製全開サッシを閉めると
このような感じになります。
できるだけ閉めたときでも
開放的になるように
上下の框(木製サッシのフレーム)
を壁の中に隠してガラス面のみ
見えるようにしています。
(木製サッシの
   縦のフレームは消せません)

鎌ケ谷市「趣味と暮らす家」インナーテラスの木製全開サッシを外から見たところ
鎌ケ谷市「趣味と暮らす家
(写真 小泉一斉

板金仕上げの外壁の中に
木の要素が入って
硬いのに柔らかい
そんな印象になっています。

こういった場合でも
木製全開サッシの上には
庇をつくり日射のコントロール
と、雨よけの効果を狙っています。

ちなみに、1階部分のサッシは
アルミの全開サッシです。

この家の大事なオマケのような
空間のインナーテラスに設けた
木製全開サッシは
「中なのに外のような空間」を
つくりつつ、心地良い空間を
同時につくるための
大事な存在になっています。

あなたの家にも
「室内と外が一体化する心地よい空間」を
お考えの方で、
木製全開サッシの具体的な
ご相談はこちらからどうぞ。

光と風が通り抜ける、開放的な家。
木製全開サッシは
そんな空間を実現する大事なピースです。
「自分の家でも試してみたい」と感じたら
ぜひご相談ください。

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上記の他、
木製全開サッシを
採用した事例は↓

南房総市の平屋「白子の家」
伊勢原市の平屋「私の巣」
千葉県の平屋「ぼくらの家」
鎌ケ谷市の平屋「鎌ヶ谷の家D」
木更津市の平屋「ANA nHOUSE」
いすみ市の平屋「大原の家」

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