大工がつくる階段
千葉県「ぼくらの家」。
木製サッシが取付けられました!
存在感がありますね!
そして、待ちに待った階段の工事がされていました!
階段がないと、上に行くのがとても大変で
「いきたいのに行くのをやめよう」という気持ちが少しあって
建主さんも、私たちも2階に行くのを躊躇することがあります。
それと、階段がないと
やっぱりなんとなく不足感のある空間に感じます。
お味噌汁とご飯とお新香が揃っているのに
箸がない、、、というような感じでしょうか。
階段ができて初めて空間を味わえる
ということだと思います。
北側に開けられた窓と、トップライトのお蔭で
階段はとても明るい気持ちの良い場所になっています。
今では、こうして大工さんが材の加工から
つくってくれる階段は珍しいものになってしまいました。
まず、ささら桁をつくり、段板をつくり、
け込み部分で力を受けるように補強し、
ボードを張って仕上げに備えます。
こうやってつくった階段があってこそ、
この家が良くなるんだと根拠は示せませんが
感じます。
無節の桧の丸柱は、少し上品すぎる感じがしましたので
養生を剥がし、養生を半透明なものして
少し日焼けさせようとしています。
これからしばらく、地味な工事がつづきます。