枠の取付

千葉県「ぼくらの家」の現場に行くと、
大工さんが、玄関の引戸の枠をつけていました。

この枠をつけるために描いた図面が、

で、結構複雑になってしまいました。
が、出来上がってみると
なんてことないように見えますね、、、汗

まだ鴨居のみの設置で、
これから方立てを取り付けていきます。

とにかく、大工さんは大変です！

中に入ると

全開サッシの横のFIX窓の枠と
その下のサッシがついていました。
＊断熱材は、仮設置状態です。

枠とサッシがついたら、付く前より
開口が大きくなったように見えるから不思議です。

ここも、出来上がってしまうと
至って、なんでもないように見えますが、
実はこの枠もとっても複雑な形状をしていて
加工が難しかったと思います。
単に、FIXのガラスを入れるだけなら
そうでもないのですが、
今回のように、下に既製のアルミサッシを入れる
ようにしているので、アルミサッシの事情も踏まえて
枠を考えないといけないので難しくなります。
極力なんでもないように見せながら、
雨漏りがないように、性能も確保しなければなりません。

ここの部分を作るために描いた図面が

いまみると、意外とあっさりした図面に思えるのですが、
場所によって見込寸法が変わってくるので、
それを読み解くのと同時に、加工するのは大変だったと思います。

外からみると

こうなって、水平部材の上には板金を施します。
垂直部材は、ほぼこのまま見えてきます。

上にガラス、下にアルミサッシと、
オーダーものと既製品が同じ枠の中に
納まって、既製品を使っているのに
「つくった感じ」を出せたのではないかと
思います。

現場はしばらく、地味な作業が続きますが
着実に前に進んでいます。




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