地震保険料が50%になります

日暮里の家

今月末に上棟予定の
荒川区「日暮里の家」は、
構造の専門家に構造計画と構造計算を
してもらって、耐震等級3の性能になっています。

耐震等級3の性能があると、
地震保険料が半額になります。
(損保会社によって条件も違いますし、
半額にならない場合もあります)

ただ単に、構造計算をして耐震等級3の
条件をクリアしただけではダメで、
その結果を住宅性能評価機関に
その性能があると評価してもらう
必要があります。
(今回は設計住宅性能評価申請をしました)

今回は、建築の確認申請をした
UDI確認検査株式会社に評価を依頼しました。

「日暮里の家」は、
立体解析によって構造設計と計算をしているので
評価するのが大変だったようで、かなり時間がかかりました。

先日、ようやく評価書が交付されてホッとしました。

先日も、宮崎や高知で地震があり、
いつ大きな地震がまた発生するかわかりませんので、
建物の構造的な性能は
上げておく必要性が高まっていると思います。
その上で地震保険にも加入しておくのが
良いかと思います。

地震が発生した場合は、道路が寸断され消防車が
火災現場に到着できないことが想定されます。
火災保険では、地震で発生した火災は補償されません。
地震保険に加入していれば、地震時の火災でも補償されます。

東日本大震災のときは、
全壊した場合、新たに住宅を建て直すのに
平均で約2500万円ほど費用がかかりましたが、
公的支援で受け取った金額は400万円ほどで、
その差が2100万円にもなります。

地震保険は火災保険の50%までしか加入できない
という決まりがあるようですから、
3000万円の家は地震保険でカバーできるのは
1500万円まで。
それでも、地震保険に加入していなければ
地震のときに火事で家が燃えたら
一円も補償されないことを考えると
地震保険の必要性を感じます。

被災した場合は、家財の買い直しや
引越し費用など多額のお金が必要になるので
そういった意味でも、地震保険の加入が
必要かなと思います。

ただ、地震保険は保険料が高いので、
冒頭でも書いたように、耐震等級3で
設計し、評価してもらって保険料を50%
割り引いてもらうと地震保険加入の
ハードルがかなり下がります。
(耐震等級3の評価を取得するのに、
住宅性能評価機関への手数料のほか、
構造設計事務所などへの事務費用がかかりますが
地震保険料割引の金額で賄える範囲以下です)

*損保会社によって割引率や条件、補償内容は
異なりますから、地震保険加入をご検討の際は
損保会社や設計事務所とよく話し合って
決定してください。

地震保険に加入するかどうかもとても大事ですが、
耐震等級3レベルの内容にはしておきたいですね。

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