戸袋内部も通気
先日のブログで書いた
八千代市「平屋22」の木製サッシ。
この木製サッシの左側の部分は、
ガラス戸、網戸、雨戸が仕舞われる
戸袋がつくられます。
この戸袋部分も当然壁になっていて、
外壁なので断熱材が入っています。
ということなので、その壁の中に
湿気が入ってしまったときの対策として
他の壁同様に外部の通気層に湿気が排出
できるような仕組みが必要です。
そこで、このように、
他の外壁と同じように通気層を設けて
万が一、戸袋部分の壁の内部に湿気が
入った場合でもその湿気が排出されるように
しています。
もちろん、タイベックシルバーを
防水紙に使い、雨は通さないけど、
湿気は外に出すという、ゴアテックスのような
機能を持たせています。
そのタイベックシルバーの下の耐力面材は
モイスという透湿抵抗の低い素材を使って
湿気が外に出るようにしています。
(構造用合板などは透湿抵抗が高いので
万が一、壁の中に湿気が入ったら、その湿気は
外に排出されにくく、断熱性能が落ちますし、
柱や土台などの構造材を腐朽される恐れがあります)
このように、意匠性と性能両方を同時に考えながら
住宅はつくられていきます。
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