天井への扉
ゴールデンウィーク明けから造園工事が始まる
伊勢原市の平屋「私の巣」。
リビングからロフトへは
ゆったりとした階段で上がります。
この家のように
屋根の構造をあらわしたつくりにすると、
設備の配管など、どこを通して
メンテナンスをどうするか?
設計当初より考えておく必要があります。
「私の巣」では、階段を登ったところに
小さな扉をつくり、そこから天井裏に入り、
キッチンの換気扇のメンテナンスと
エアコンの配管ができるようにしています。
お子さんが間違ってここから天井裏に入って
事故が起きないように、普段はビスで扉を止めて
開かないようになっています。
こうしてつくる扉は、
気密性を確保することが難しいので
天井裏の空間も室内と同じと考えておき、
気密性は屋根と壁が接する部分で確保しています。
もちろん断熱も、屋根面で行なっていますので
天井裏は暑くなりません。
屋根の構造をあらわすところ、
天井裏を配管などで使うところ。
天井裏にどうやって入るか。
表と裏のつくり方を考えることも
空間をつくるときに
大事なことの一つだと思います。
写真 金田幸三
「平屋暮らし」
「事前相談」
「住宅勉強会」
「お問合せ」