子供部屋について

日記

先日、住宅勉強会にお越しいただいた方から

「いまの家(マンション)の子供部屋は、
 狭いのは良いとしても、
 壁の上が開いていて、子供が電話しているのが
 筒抜けになってプライバシーが守られないことが
 子供も私たちも気になっているんです」

というお話を伺い、
最近の家は家族の時間を優先させることで、
特に子供のプライバシーを犠牲にしている
ことになっているだなと改めて感じました。

私自身も、設計において
子供のプライバシーよりも家族との時間を
大事に考えて設計しているので、
住宅の設計をする上で「個人」と「家族」について
もう一度、じっくりと考える必要があると
感じた次第です。


撮影 小泉一斉

この2つの写真は、
「白子の家」の子供部屋です。

長男、長女、2人のための子供部屋で、
設計当時、まだ小さかったので、仕切らず、
一つの部屋になっています。
近い将来、真ん中で仕切ることになると思います。
(真ん中で仕切ることができるように設計しています)
収納スペースの手前側に上吊の引戸を設置して
家族室と分けるように考えています。

子供部屋に入るためには、
家族室と呼ばれるリビングを通って入ることになりますので、
否が応でも家族と接することになります。
親としては良くても、子供としては嫌なときもありますよね。

冒頭で記した住宅勉強会に参加してくださった方のお話では、
「狭さは良いとしても、壁の上が開いていることが問題」
ということでした。

「白子の家」の子供部屋は
きちんと囲まれているので、音が筒抜けるということはありません。
(もちろん、大きな音で音楽を聞けば、家族に聞こえると思いますが)

これからは
家族の時間を大事に考えるのと同じように
子供のプライバシーについても、
もう少し慎重に考えて設計したいと思いました。




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