いまは夢のようなこと
米松の梁と垂木をあらわした家。
「鎌ヶ谷の家D」撮影 小泉一斉
「印旛の家」
いまは「ウッドショック」と言って、
米松材が日本に入って来なくて(輸入されなくて)、
こうして梁や垂木をあらわすどころか、
着工できずに困っている家が多いとか。
この「ウッドショック」、
アメリカや中国での爆発的な住宅需要や
コロナウィルスの影響による人材不足、
コンテナの不足などが原因らしいです。
ならば「国産の杉などを使って建てよう」としてみても、
考えることはみんな同じで、国産材も品薄の状態で
入手困難になっているとか、、、。
「白子の家」撮影 小泉一斉
「白子の家」は地元の千葉の杉を梁や垂木に使い、
あらわした意匠にしています。
こうした過去の事例のような家は、
いまでは夢のようなことになっているようです。
先日着工した伊勢原市の「私の巣」でも、
米松の梁と垂木をあらわす設計になっていて、
去年の年末頃に見積をお願いしときに
「米松の小割り材(垂木や筋交など)や正角材(正方形の断面の材)は
輸入ができていなくて入手困難になっています」
と工務店さんに言われ、とても驚いたのでした。
まだ、その頃は、今ほど大騒ぎしている感じではなかったのですが、
なんとか工務店さんにいろんな材木屋さんに当たってもらい、
「私の巣」はなんとかギリギリセーフ!構造材を確保することができました!
いつまでウッドショックがつづくのか?
林業関係者も全くわからない状況だそうです。
一日も早く、この問題が終息することを願っております!!
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