緑の中に移住
「土間から四季を、呼吸する家」
建主さんが、この家につけられた名前です。
都心にお住まいだったご夫婦が、
子供たちに自然の中で育ってほしいということから
葉山への移住をされました。
緑の匂い、
風の香り、
川の音、
真っ赤な夕日、
小高い山、
こんな体験が将来、子供のよりどころに
なるのではないかとお考えのようでした。
移住してみたら
子供だけでなく、ご夫婦も
この自然に魅了され、
毎日楽しく過ごされているということでした。
コロナウィルスによって “ STAY HOME ” になっても、
ストレスが溜まるどころか、
むしろ楽しく過ごすことができたそうです。
仕事においても、
左手の “ 小屋 ” が仕事用の離れになっていて
リモートワークでも快適に仕事ができているということでした。
ときには、庭のデッキやテーブルで仕事をすることもあるそうで、
緑に囲まれての仕事を
“ リモートワークでなくリゾートワーク ” だとおっしゃっていました。
ワケーションが自宅でできる感じですね。
都心からの移住がこれから多くなると思いますが、
ただ緑多い土地に家をつくれば良いということではないと思います。
せっかく、自然豊かなところに移住されるのですから
その環境や敷地の条件をできる限り活かす家づくりをして、
毎日を楽しく過ごせるようにしたいですね。
私たちも、そういう家づくりを
これからもしていきたいと思っています。
「土間から四季を、呼吸する家」
建築地:神奈川県葉山町
家族構成:夫婦(30代)+子供2人(5歳と1歳)
構造規模:木造2階建(別棟で小屋のような離れ)
延べ面積:110.20㎡(33.29坪)※小屋のような離れを含む
設計監理:野口修アーキテクツアトリエ
構造設計監理:桑子建築設計事務所
施工管理:大同工業
造園:耕水
撮影:小泉一斉