Mr.JIMMY

日記

またまた千葉劇場へ。

「MR.JIMMY」-レッド・ツェッペリンに全てを捧げた男-

を見てきました。

結構混んでました!
私たちを含め、年配の方が多かったです。


ジミー・ペイジに憧れ、ジミー・ペイジのようになりたいと、
ジミー・ペイジが弾くようにギターをひきつづけた30数年。
そんな日本人の物語だったのですが、
私としては憧れたとしても、
完全に同じ弾き方ができるようになることではなく、
ジミー・ペイジの思想や哲学、技術を理解した上で
その先にある自分らしい音楽を
目指したくなるかなと感じました。

「1970年のときのジミー・ペイジの弾き方はこれで、
 1976年はこうだった」

と、その違いを弾いて聴かせてくれるけど、
それはそのときのジミー・ペイジの感覚だったのでは。
それよりも、いまのジミー・ペイジならどう弾くか?
それを聴かせて欲しかった。

大工の世界では、
親方の真似を完全にできたら一人前と言われています。
完全に真似できるようになったら弟子を卒業して、独り立ちする。
親方の真似を完全にできるということは、
一つの方法(その親方のやり方)を会得できたということで、
何かあったときでもやり遂げる力を身につけたということ。
その上で、それから先は、自分のやり方を日々考えて
つくっていくことになり、そしてやがては弟子を取り、
その弟子が、それを真似る。
これは大工に限らず、
料理人も、ミュージシャンも同じようなことかなと、
もちろん、建築家も同じようなことかと思います。

そうはいっても、つまらない映画ではありませんでした。
ジミー・ペイジに近づくためにギターの弾き方は当然のこと、
衣装もディティールにこだわり、近づこうとします。
一筋縄でいかないことが多くても、
決してやめようとせず、あくなきチャレンジを
繰り返す姿勢はすごいなーと思いました。

千葉劇場で絶賛上映中です!!

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