玄関引戸と洗い出し仕上げ
鎌ケ谷市「趣味と暮らす家」は、
建具屋さんにつくっていただいた
ピーラー(米松柾目)の玄関引戸が設置されました。
よくあるアルミの玄関ドアと違い
大工さんが枠をつくり、
レールの下地を基礎屋さんがつくり、
そこにレールを設置したところで
建具屋さんが採寸をし、
引戸をつくり始め、
できた引戸を現場に搬入し、
調整しながら引戸を設置して
ようやく、上の写真のような状態になります。
玄関引戸がつくと
とても家らしい姿になり、
「もうすぐ完成だな」という気持ちになります。
玄関内部とポーチの土間の
“ 洗い出し仕上げ ” も終わっていて
木の引戸と共に、この空間を良くしていました。
この “ 洗い出し仕上げ ” は、
まず、下地を基礎屋さんがつくり、
その上に左官屋さんが下塗りをしながら
水平にならし、その上に墨の入ったモルタルに
6ミリ程度の豆砂利を入れたものを塗り、
一旦平らに仕上げ、
少し乾いたところで、表面のモルタルを
スポンジなどを使って撫でるように洗い流し、
豆砂利を出すことで仕上げていきます。
まさに人の手がつくり出す唯一無二の表情の
仕上げとなります。
こうして「趣味と暮らす家」は
人の手によってつくられているのでした。