外壁塗装見本(サンブスギ)
印旛郡の平屋「DL HOUSE」の外壁は
杉の下見板張りになるのですが、
その杉板にグレーの天然系塗料を塗ります。
その程度の色の濃さにして
どの程度木目を出すか?
サンブスギの生地の色がどの程度出てしまうか?
それらを確認したいということで、工務店さんに
塗り見本をつくっていただきました。
原液のまま塗装したものがこちら。
かなり濃いのですが、
それでも木目を若干感じることはできます。
サンブスギの生地の色は全然出ていません。
次に、少しだけテレピンオイルを入れて
原液を伸ばした(薄めた)もの。
少し濃い気もしますが、
この程度の濃さのほうが良いのかなという感じです。
影の状態で少し濃く見えるのですが、
これが一番ちょうど良く感じました。
最後は、塗装したあとに
表面に浮いている塗料を拭き取ったもの。
これはかなり塗装が薄く、
耐久性にも問題があるので不採用。
ということで、
原液を少し薄めたもので塗装することにしました。
下見板張りの場合、
張った後に塗装すると
板が乾燥して縮んだ時に
塗装されていない部分が出てきてしまうので
張る前に塗装して乾かしてから
水下となる一番下の板から張っていきます。
下見板は
隠れる部分はステンレスのビスで留め、
表面に出てくるところは
今回はステンレスの丸頭の化粧釘で
留めることにしました。
結構手間のかかる作業ですが、
水切もよく、見た目にも綺麗なので
大工さんたちに頑張ってもらいます。