大工泣かせ

垂木を化粧（あらわし）にした天井に
壁に杉板を張るという、大工泣かせの工事。
床にも天井にも逃げがなく、
しかも化粧垂木のところも
ピッタリとくっつけなければならない
難易度が高く手間暇のかかる仕事。

これは、
鎌ケ谷市「趣味と暮らす家」の
インナーテラスの杉の壁。

サッシの膳板（下の板）と杉の壁は
小口をお互い斜め45度にして、
小口を出さない納め方。
これも、どこにも逃げがない
大工泣かせの仕事です。

秘伝のタレを塗った杉の板で仕上がる
インナーテラス。

スッキリとしながらも
木目が出てきて温もり感もある
特別な空間になった気がします。

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