仕切りの本棚

ぼくらの家

住宅を設計するときの
壁で空間を仕切るのではなく
家具で仕切ることもよくあります。

壁で空間を仕切ると
完全に空間を分断することになり、
仕切られた空間のつながりは断たれます。

一方、家具で仕切る場合は、
家具の高さによって、隣り合う空間の関係を
調整できるので、視線を遮りたい場合は
目の高さより高い家具にしたり、
動線を分けたいのであれば、背の低家具で
仕切るというように、
ある程度、隣り合う空間の関係性を持たせつつ、
違う場をつくることが可能になります。

上の写真は
千葉県の平屋「ぼくらの家」の本棚です。
この本棚でアップライトピアノを置くスペースと
リビングをゆるく仕切って
リビングを囲い込んだ雰囲気にして
落ち着き感をつくり出そうとしています。
(まだアップライトピアノが置かれていませんが、
階段の前に置く予定です)

リビングは本棚と壁で囲い込まれ
大きな空間の中でも、
落ち着きのある場所になったのではないかと思います。

このように、空間をつくるときに
壁だけでなく家具を使うことで、
空間の質のバリエーションが増えますので
これからも積極的に取り入れていきたいと思います。




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