新旧板塀

鎌ケ谷の家D, 鎌ケ谷の家M

家を囲む「塀」にもいろいろあって、
どんな塀がいいのか?いつも悩むところです。

結局、板塀にすることが多いのですが、
板塀は板塀で、材質をどうするか、
板は横張か、縦張りか、板と板の隙間は?
とか、板塀にすると決めても悩むことは多いのです。

鎌ケ谷市で設計した母娘の2つの平屋、
「鎌ケ谷の家M」と「鎌ケ谷の家D」
でも板塀にしました。
材質はウエスタンレッドシダー。
笠木は無し。

奥に見えているのが、
そのときにつくった板塀。
手前に見えている縦格子の板塀は
建て替え前からあったもの。

建主さんによると、
材料は米松の角材ということです。
下はコンクリートの打放しで、
意匠性のある塀になっています。

建て替えの際に、建主さんも私も
この塀は残そうということはすぐに決まりました。
(一部はガレージのために壊していますが)

デザイン自体が良いことと、
解体の費用を節約するということで
この塀を生かした設計をすることになったのでした。

出来上がってみると、
しっかりしたコンクリートの部分と
透ける縦格子の木の塀が
安心感をつくり出すと同時に
風を室内に入れてくれて
とてもこの家にしっくりした感じになりました。

新しくつくった板塀も軽快な感じで良いのですが
前からあったこの塀も、なかなか良いな〜と
感じた経験でした。

これからも、全部壊すのではなく、
活かせるものは出来るだけ残して
新しく設計する家の方を残したものに
合わせることも大事だと思って
設計していければと思います。




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