午前中はスベるからできない

ぼくらの家

千葉県「ぼくらの家」の現場で。

今の季節、板金を葺いた北側の屋根は
午前中まで露で濡れています。

この露のせいで、屋根に登ると滑って危険なので
仕事ができないそうです。
だから午前中は南側の屋根の工事をして、
お日様が真上に上がるころ、
北側の屋根の仕事をするんだと板金屋さんが
言っていました。
屋根の勾配が少しキツめなのも原因なんですけどね。

こういう話って、
現場で現物を相手に仕事をしている人だからこそ
できる話なんですよね。

想像して、架空の現実を相手にしている私にとっては
現物を相手にしている人への憧れがあります。
それは、こういう話を楽しそうに、
本当の話として語れるから憧れるんですよね。

ただ、設計も、架空の現実であっても
図面を描きながら目の前に浮かんでいるものは
「まさに現物である」と思って、設計しているんですけどね。

それにしても、大工さんや職人さんはカッコイイな。




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