国道51号
今週末、完成見学会をする
「ひらく間」~成田市のマンショリノベーション~
の現場へは、ほぼ国道51号線を走ります。
懐かしいな~と、いつも思いながらハンドルを握っていました。
いまから29~25年前は、毎日、千葉市の自宅から成田市の野毛平工業団地内にあった
プレキャストコンクリートをつくっていたゼネコンの工場に通っていました。
丁度、J-WAVEが開局したばかりで、通勤中の車中で聴いていました。
プレキャストコンクリートというのは、
コンクリートの床と壁、屋根をそれぞれ別々につくり、
現場で、それらを組み立ててつくるというものです。
私は、そこで施工管理や版図(施工図)を描いていました。
ここで仕事の楽しさや厳しさ、基本的な技術、やり方を
丁寧に教えていただきました。
特に、五十嵐八男さんという、素晴らしい人がいらして、
その方に、お会いできたことは私の人生で大きな出来事の一つです。
そのゼネコンを辞めたのですが、
辞めた後、数年間は「やっぱり辞めなければ良かった」と
思うことが、しばしばありました。
そこでの仕事は確かに大変ではあったのですが、
それにも増して、楽しさがあったからです。
(大変だから辞めたわけではありません)
25年前、成田に通っていたことがって、
今回、こうして成田市でマンションのリノベーションのご依頼をいただき、
とても嬉しかったです。
また、あのときの様に「51号で仕事場(現場)に行ける」と思うと
嬉しかったのです。
道中の51号周辺は、少し変わった部分はあるものの
25年前と、大きくは変わっておらず、
その当時の記憶が蘇ってきます。
千葉市から成田市まで51号を走った方ならわかると思いますが、
雑然とした景色で、面白いところは特にないです。
ほぼ直線ですし、運転していても眠くなるほどです。
でも、走っていると、いろいろと20代前半の記憶が蘇ってきて、
「あー、あそこの造り酒屋で、にごり酒買ったなー」とか、
「マックがなくなってる!!」とか、
「このガソリンスタンド、良く行ったな~」とか、
そんな小さな記憶をたどる様な気持ちで現場に行くことができました。
25年前、そして今、
こうじて成田市で仕事ができていることに
勝手に縁を感じますし、感謝しています。
私にとって、成田市は特別な場所になっています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そんな成田市で進めておりますマンションリノベーション工事が
もう少しで完成します。
建て主さまのご厚意により、以下の日程で完成見学会を開催することになりました。
10月21日(土) 13:00 ~ 17:00
10月22日(日) 11:00 ~ 16:00
JR成田駅から徒歩でお越しいただけます。
参加は、ご予約制となっております。
ご予約下さった方に資料と共に詳しい案内図を郵送致します。
ご予約方法は、以下のフォームより10月18日(水)19:00までにお願い致します。
見学会お申込みフォーム
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
築16年の3LDKのマンションを一人暮らしを満喫できる様に
つくり変えました。
建て主さんのご要望もあって、天然系の素材を中心に、
素朴な材料を選び、その素材にあったつくり方を心がけました。
玄関土間から続くシュークロークや大工さんがつくったソファと寝室のつながり方、
寝室からも廊下からも使える収納部屋。
しっくいの壁に無垢の床に床暖房。
大きな窓には、内側に木でガラス戸をつくり、断熱性能を高めています。
キッチンも、半オーダー製で、周りの仕上に馴染んだものになっています。
キッチンの奥にはパントリーもあり、収納も十分です。
カウンターの付いた、ゆとりのあるトイレもご覧戴ければと思います。
これまでの現場の様子は、コチラをご覧ください。
皆様のご参加をお待ちしております。
「ひらく間」 -成田市 築16年のマンションリノベーション-
場所 :千葉県成田市
改装内容:築16年のマンションフルリノベーション(スケルトンリフォーム)
規模 :75.83㎡
住まい手:女性1人
設計監理:野口修アーキテクツアトリエ
tel 043-254-9997