飾棚
両親が息子への自己表現の場を用意してあげた例です。
上の写真は「椿山の家」の2階廊下に設けた “ 飾棚 ” です。
この “ 飾棚 ” は、歴史や美術が好きな中一の息子のために
両親がつくってあげたものです。
ひとりで美術館を巡り、知識と感性を働かせて鑑賞していて
中一の彼に、いろいろと教えてもらう場面が多々ありました。
(私の知識と感性の乏しさ故からですが、、、)
『知識を持たずに鑑賞するよりも
きちんとした知識を持って鑑賞する方が理解しやすい』
と、聴いてしまえば、もっともな内容なので
なんてことないように聞こえてしまうのですが、
実際に、彼のように美術館に行く前に、事前にきちんと知識を持って
鑑賞している人が何人いるでしょうか、、、。
単に、自分の感性だけで好き嫌いを判断するのではなく、
その作品のこと(意味や理由)を知り、最終的に表現されたものを
鑑賞するという彼の姿勢に、ハッとさせられたことを思い出します。
そして、上の写真の “ 飾棚 ” は、いま彼の蔵書やコレクションが
少しづつ展示されているところです。
これは後日、竣工写真を撮影したときにご紹介いたします。
「椿山の家」
建築地:埼玉県蓮田市
家族構成:夫婦+子供3人(お隣に奥さんのお母様がお住まい)
構造規模:木造2階建て 延べ面積 124.20㎡(カーポート除く)
設計監理:野口修一/野口修アーキテクツアトリエ
043-254-9997
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こちらの家もフィギアを飾る大きな棚をつくったのでした!