設計者の小さなアトリエ ー地下の作業場ー HOME アトリエ 家づくりがはじまる場所であり、生活の場でもあるアトリエ。公私混同の空間。 公私混同の空間。図面を描き、模型をつくり、スケッチを描き、打合せをする場所である。と同時に、毎日、料理をつくり食べる場でもある。キッチンでつくった手料理を肴に、仲間たちと一献傾ける場でもある公私混同のアトリエ。 地下に空いていた約5坪ほどのスペースを質素な材料であるラワンベニアを使い、大工の作業場のように “ 使いたおせる ” 空間を意識し、リノベーションしました。計画する際に、この場所を仕事のためだけにつくるのではなく、昼食や夕食もここで食べるという生活の場としても使うし、仲間と酒を飲む場所としても使えるようにしたいと思い、この規模の事務所としては、しっかりとしたキッチンスペースを確保し、食器や調理器具を収納するスペースを確保しています。 既製品は使いたくない。 大工の手で家具をつくり、そういう空間で仕事をしたいし、生活をしたい。これは、設計を依頼してくれた建て主にも、そういう暮らしをして欲しいし、私自身に対しても同じです。“ 手づくり ” は人件費がかさみ、無分別にしているとコストばかりかかってしまいます。そこでまずは簡単なところから。材料を質素なものにして材料費を抑える。それが今回の場合、ラワンべニアです。その次に “ つくり方 ” を見直します。同じ効果が得られて、手間のかからない方法、高度な技術を必要としない方法、材料を減らせるつくり方、などなど。自分の事務所なので実験的なことを含め、そういうことを地道に検討していき、コストを落としていきました。注意が必要なのは、質素な材料を使う場合は、納まりをラフにしないことが大事ということです。ラフな納まりにすると質素な材料は、たちまち “ 安っぽい材料 ” になってしまいます。ラフな納まりにしないことと、手間のかからないつくり方を同時に、両方とも成立するように設計することが肝になります。 プリンターからキッチン 自然光W打合せテーブルW作業カウンターと模型 自然光Wプリンター方向からキッチン 人入りW引出Wテーブル脚W定規のテーブルW定規のとれるテーブルW玄関収納W収納W模型のスナップW作業カウンター自然光W入口サインW 家づくりをご検討されている皆さまへ どのような考えで設計し、家づくりをしていくかをお話させていただくと同時に 設計期間や工期、大よその総工費についてご説明させて戴く「事前相談」を行っております。 当アトリエの進め方など、資料のみの ご請求も可能です。 事前相談・資料請求