父の居場所
住宅は “ そこに住む人のために ” つくられます。
家族で住む場合は “ 家族のために ” つくることになります。
「家族の気配を感じたい」、「子どもとの時間を大事にしたい」などなど、
家族とのつながりを重視した設計で家をつくることが多いです。
がしかし、
「たまには自分だけの時間を過ごしたい」とか
「趣味に集中して取り組みたい」とか
ご主人からのそいう要望も多いのも事実です。
先日お引渡しをした「椿山の家」にも “ 父の個室 ” があります。
こちらのご主人は、革細工の趣味があって
ここで一人没頭するために、この場所をつくりました。
空手の道着やトロフィもこのスペースに仕舞います。
収納部分も併せて4畳ほどの狭いスペースですが
逆に、その狭さが落ち着きのある空間をつくっているように思います。
この他にも、もっとマニアックな個室がこちらです。
「白子の家」の父のための個室なんですが、
約1.6畳の狭さに加え、入口の高さが約1メートルと言う低さ。
くぐることで、異空間に入っていく感じになります。
家族とつながるだけでなく、ひとりになれる空間を用意しておくことで
懐の深い住宅になる様な気がしています。
※ただし、その分の建築費は当然掛かってきますから、、、汗
十分ご検討戴きまして、ご計画下さいます様お願い致します。汗&笑