耐力壁
今日は、昼前から先ほどまで、二級建築士設計製図の授業をしてきました。
今年の課題は、木造2階建ての住宅。
ということで、設計で「耐力壁」の位置を考え、図面に記載する必要があります。
この「耐力壁」、実は色々種類があるんです。
筋かいが一番一般的ですが、いまの主流は構造用合板ではないでしょうか。
その他にもいろんな耐力面材があります。
いまの試験では、「耐力壁を設けなさい」と問題文に書いてあり、
「耐力壁」=「筋かい」ということではありません。
(※問題文には「耐力壁とは筋かい等を設けた構造上有効な壁をいう」とあります)
先述したとおり、筋交いのほか、構造用合板や他の耐力面材でも
良いと言うことになっています。
もう20年ほど前までの試験問題では
「耐力壁」=「筋かい」でした。
立面図に一点鎖線で筋交いの位置を描かせる問題まであったほどです。
ひと昔前では「耐力壁」と言えば「筋かい」でしたが、
時代とともに、耐力壁も多様化し、
そのことが二級建築士の試験問題にも影響を与えていると言うことです。
そろそろ、いまの様な二級建築士の試験内容では
建築士としての技量を計れないことが明らかになる日が近いのかもしれないですね。
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