暑中お見舞い申し上げます。
暑中お見舞い申し上げます。
いや~、暑いですね~。
こう暑いと、エアコンに頼りたくなりますね。
ただ、私たち、家をつくる立場からすると、
エアコンで機械的に冷やす前に、建築的にどうにかできないかと、考えます。
一番、効果があるのが軒を深く(屋根の出を大きく)して、
直射日光を家の中に入れないようにすることです。
その上で、風通しをよくするように、窓の位置を考えて、
涼をとって行くようにしています。
あと、画像にある様に風を入れるときに、
その風を一旦、植物に通すと、植物から出ている水蒸気で
少し風が冷やされ、心地良い風になって室内に入ってきます。
そうやって、植物を使うのも有効です。
この画像の植物は、朝顔で、建て主さんが軒樋に取付けてくれました。
また、この様に軒が深いと、雨が降っても窓を開けて風を通すことが出来るので、
日本の様に暑い時期に雨が多い地域では、とても有効になります。
ちなみに、この家は「印旛の家」なのですが、
軒の深さ(屋根の出)は、1.5メートルあります。
これだけ出すと、普通の雨なら、掃き出し窓を開けておいても
室内に雨が入ってくることは無いです。
こうして、先ずは建築的な操作で夏の暑さ対策をしておいて、
それでもどうしても暑くなったら、エアコンを使うと言うように
考えて設計をしています。
軒を深く出せない、または、あえて軒を出していない場合は、
窓の外側に、簾やヨシズを掛けて、日射を遮蔽しながら
風を通すことができるようにしています。
この他にも、“縦に風を通す”とか、“湿気のコントロール”とか、
“引戸の多用”など、さまざまな工夫があります。
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また、毎月一度「住宅勉強会」を行っていますので、
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もちろん、いずれも無料です。
これからしばらく暑い日がつづきますが、
くれぐれもご自愛ください。
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