うちの土地

9月頃から一緒に土地を探している建主さんから
「いい土地があるので見てほしい」
ということで、スケジュールを合わせて昨日、
一緒に候補地を見にいきました。
（9月下旬頃に、数カ所候補地を一緒に見ましたが
結局、もう一度探し直すということになっていました）

西側ではあるものの、眺望がひらけていて
富士山まで見える。
西陽対策を考えれば、こちらに大きな窓をつくって
この景色を暮らしに取り込むことができる
特徴のある敷地ですねと、建主さんと。

一方で、南側の土留めブロックが変なふうに
途中で壊されている上に、少し傾いているので
ここは土留めをやり直さないといけませんねと、
建主さんと話をしていると、
こちらにゆっくり向かってくる車があって、
私たちが邪魔で駐車できないのかなと
思っていたらゆっくりと通り過ぎていった。
建主さんと、
「きっと、あの人もこの敷地を買おうと
見にきたんじゃないですか？」
と、この土地を狙っているライバルが
いそうだという話になった。

そこからまた、建主さんと
この敷地を購入する際に気をつけなければいけないことや
この時点で、どんな家ができるかの想定などについて
1時間弱話をしていたら、
またさっきの車がゆっくりと近づいてきたので
奥様が声をかけると、
「ここうちの土地なんですけど」
と、ハンドルを握った若い女性がにこやかに
言いました。
あー、ここの家の娘さんなのか。
ここにはもともと家が建っていて、
その家を解体して更地の状態で売りに出していたので
その元家主さんの娘さんが何かの用事で来たのかと
思ったのですが、
ハンドルを握った若い女性はつづけてこう言った。

「ここは、うちが8月頃に買って、
もうハウスメーカーで近々家を建て始めるんですけど」

なんと、この土地はすでに売却済みだったのでした！！

敷地を探している建主さんは、
つい1週間ほど前に、不動産屋さんに
まだ売れていないことを確認したばかり
なのに、なんと8月には売れていたということです、、、。

建主さんも、私たちも、もう笑うしかなく、
特に建主さんはショックだったようで、
その笑顔も力無く、
年末のご挨拶をして、
また来年頑張りましょう！
ということで、その場を後にしました。

いや〜、こんなことがあるんですね〜。

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