人と猫が一体となる暮らし
千葉市のマンションリノベーション
「にゃんびょういちにょ」
「にゃんびょういちにょ」とは
人猫一如(にんびょういちにょ)のこと。
昔から日本の建築の作法として伝わる
庭屋一如(ていおくいちにょ)を模したもの。
人と猫が同じようになる、
人と猫の一体的な暮らしを目指しての命名。
建主さんご夫妻は、
保護猫との暮らしをとても大事にされていて、
今回のマンションリノベーションも、
保護猫が快適に暮らせるようにと始まったもの。
朝起きると、猫が「窓を開けて」とせがむそう。
外の風を感じたいからだそうだ。
南側の大きなサッシに、大きな障子を強く望まれた。
文字通り「猫間障子」となり、
障子を擦り上げると外の風が取り込めるようになっている。
窓辺に猫がいて外を見ている光景を想像して
この障子ができた。
写真 小泉一斉