住みこなされている家
18日(日)に「アオハダの家」の一年点検で伺ってきました。
外壁のサワラ板もすっかり良い色になっていました。
外壁ばかりでなく、銅でできたポストも予想よりも
はるかに素敵な感じになっていました。
木や銅は時間を演出として使うことのできる素材ですね。
庭の木も暑さに負けず元気に茂り、地表はクローバーで埋め尽くされていて
とても可愛らしく、そして綺麗な表情になっていました。
しかし、お住まいの建主さん曰く
「クローバーは、2週間に一度程度で刈り込まないと、繁殖しすぎて大変です」
だそうです。
平板を敷き込んだ庭では、ご主人が大工さんに戴いた足場板でつくった
ガーデンテーブルとベンチが迎えてくれます。
ベンチの背もたれの上に設けられた飲み物を置くための
奥行きの浅いカウンターが特徴的です。
また、特注のタープは日光を遮るばかりか、
視界も切り取り、プライバシーが守られた落ち着く空間をつくっていました。
今年の夏の暑さは、異常ですね。
この日も、もの凄く暑くて36度以上ありました。
暑い外から家の中に入ると、とても涼しい。
流石の暑さでエアコンをつけていたのですが、
深い軒やタープが直射日光を遮ってくれているお蔭です。
2階に上がり、屋根上デッキへの入口です。
やや小さめの入口が、にじり口のようです。
その“にじり口”をかがむようにして抜けると、
こんな田園風景が一面に広り、景色がパノラマで目に飛び込み、全身で環境を味わえます。
実際のこの感じは、なかなか写真でお伝えすることが出来なくて残念です。
一通り点検も終わり、
敷地内の菜園で奥さん自らの手で新鮮な野菜を摘んで下さり、
こんな立派で野性味のある胡瓜と茄子、バジルをお土産に戴きました。
茄子は、今日のお昼にキーマカレーの具材としていただきましたが、
とても瑞々しくて美味しかったです。
一年が経ち、竣工当時よりも遥かに素敵な家になっていた「アオハダの家」。
ご自分らしく住みこなされ、そして暮らしそのものを大切になさって下さっているからこそ、
生き活きとした、まさに「生活」そのものがそこにあるのだと感じました。
大切に住んでいただいて、本当にありがとうございます。
「アオハダの家」
千葉県千葉市
法上の延べ面積 137.44㎡(41.52坪)
設計監理 野口修アーキテクツアトリエ
tel 043-254-9997
施 工 田中兄弟工務所 担当 井土 覚+施主
043-231-0347
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