板金屋さんの気持ち
昨日に引き続き「ふるさとをつくる家」から。
この住宅は、バルコニーの下に
大きな掃き出し窓があって、
その窓から外を見るときに
バルコニーの裏面が目に入るので、
その仕上げには無機質な材料を避け、
杉板を張っています。
途中に通気用の開口があったり、
雨水排水の問いがあったりして、
大工さんにはご苦労をお掛けしましたが
狙い通り、良い景色になりました。
外壁を含め、板金工事が終わり、
その様子を確認しに現場に行くと、
軒樋の中に落ち葉除けのネットを
入れてくれてありました。
図面で指示もしていなかったので
当然、見積にも入っていなかったのですが、
周辺の環境を考慮して、板金屋さんが
軒樋が詰まらないようにと考えてのことです。
本当にありがたい配慮です。
これ、設計者が本来、
図面に描くべきところです、、、汗
仕事が上手だと確かに嬉しいのですが、
(この板金屋さんもとても上手です)
それよりも、こうした気持ちで仕事をしてくれることの方が
私はとても大事だと思っております。
この家の板金をこの板金屋さんにやっていただけて
本当に良かったと感じた瞬間でした。
「事前相談」