間違った選択
事務所の近くにある(あった)ケヤキ並木。
台風シーズンを前に、電線と緩衝しているケヤキを
伐採していた。
台風でケヤキが煽られて
電線を切って、停電や火災が起こらないように
という処置だ。
枝を落としたら、根元から
丸ごと切ってしまった、、、
確かに、台風での被害を考えると
「電線に絡んでいる木を切りましょう!」
という発想になるのかもしれないのですが、
「電線を地面に埋めましょう!」
という選択もあったように思う。
いやいや、電線を地面に埋めるのは
費用もかかるし、メンテナスも大変。
という反論も聞こえてきそうだ。
でも、ケヤキにとっては
ここに人間の都合で植えられて、
何十年も頑張って大きな木になったところで、
また人間の都合で切ってしまうという
身勝手な振る舞いはどうなんだろう。
電線の方をなんとかすべきだったのではないか?
何十年も前にここに植えられて、
大きく成長し、この通りを木陰にしたり、
落ち葉の絨毯をつくったり、
この場になくてはならない存在だった。
せめて、切ってしまったケヤキを
何かこの地のために利用して欲しかった、、、