タブラを演奏するための場所

『家族に気兼ねなくタブラを演奏する場所をつくりたいんです』

と言うご要望を設計を始めるときにおっしゃっていた
「アオハダの家」のご主人。

その要望に応えつつ、
家全体のボリュームをなるべく増やさないように
考えてつくり出したのが

寝室の上にある、このロフトスペースです。
寝室の上にありますが、寝室からは直接行けません。
2階のホールから上がるようになっています。

そして、このロフトからも北側に広がる田園風景が一望できます。

床のタイルカーペットはご主人自ら張りました。
壁は神奈川で塗装業をされている奥さまの義兄さんに珪藻土を吹付ていただきました。

いまは、あまりタブラの演奏をされていないそうですが、
こう言う余分なスペースがあることが、
暮らしに豊かさを与えてくれるように思います。




「アオハダの家」
建築地：千葉県千葉市
家族構成：夫婦＋子供2人＋ワンコ＋インコ＋めだか
　　　　　※将来ご両親が同居できる部屋と収納あり
構造規模：木造2階建＋ロフト　庭の小屋は建主さんの自作
延べ面積：137.44㎡（41.52坪）
設計監理：野口修アーキテクツアトリエ
施工管理：田中兄弟工務所