できる限り無垢で
写真 垂見孔士
ーできる限り無垢の材料でつくりたいー
そんな建主さんのリクエストに応えて
床をウォールナットの無垢のフローリンで
考えたものの、相当高くなるだろうと
杉の床に濃い色を塗装することになった。
塗料はオスモのエボニー。
造作家具などは、工務店さんの提案があって
米杉の幅はぎ材に、同じくオスモのエボニー。
キッチン前のダイニングカウンターだけは
頑張ってウォールナットの幅はぎ材に。
化粧根太と化粧梁は米松にオスモのエボニー。
壁は建主さんが珪藻土のされたいということで
日本ケイソウ土建材のエコクイーンを
コテを残す仕上げで。
この家は、積水ハウスの築19年の軽量鉄骨造の分譲住宅を
リノベーションした事例です。
ー木造住宅のようにしたいー
木の雰囲気を感じる木造住宅のような空間に
したいという建主さんの希望があって、
不要な壁を取り払いつつ、撤去できなかった鉄骨の柱に
杉材を巻いて木造の柱のようにしたり、
その柱の上に梁を入れたり、根太を入れて
木造住宅の空間へと変えていった。
市原市「ちはら台の家」
-築19年のフルリノベーション-
