土間部分の断熱
私が設計する住宅は、
床下は基礎と土台の隙間(基礎パッキン)から
外気を取り入れ、換気されるようになっている。
1階の床は床のすぐ下で断熱材によって
断熱している。
(この方法が圧倒的に多いと思います)
一部、例外的に土間部分で断熱するところがある。
玄関と浴室だ。
玄関は土間部分がそのまま床となるので、
どの土間下に断熱材を入れて断熱をする。
そればかりか、基礎の立上がり部分も
同じ断熱材で断熱する。
浴室はシステムバスを利用することが多く、
浴槽も床も断熱されているが、
それだけでは不十分だと考えていて
(というか、どの程度の断熱性のがあるか不明だから)
土間と基礎の立上がりに断熱材を設置している。
浴室の床下に点検で潜れるように
基礎には人通口を設けるが、
そこには基礎の立上がりと同じ断熱材で
蓋をつくって塞いでおく。
メンテナンスが必要なときは、
その蓋を壊して侵入し、その後また塞ぐ。
浴室は壁の断熱材を入れた後で
壁に石膏ボードを張り、
防湿層を押さえて気密する。
こうすることで玄関も浴室も
他の床と同じように断熱性能が確保される。
