建築基準法改正セミナー参加

日記

昨日は、2025年4月に改正される建築基準法に向けた
「建築基準法改正セミナー」に参加するために
新宿まで行ってきました。

このセミナーは指定確認検査機関である
UDI確認検査株式会社が開催したもので
30名ほどの参加者が集まっていました。

2025年4月に建築基準法が大きく変わるのですが、
ものすごく簡単に説明しますと、
いままで2階建ての木造住宅は、
建築士が設計と監理をした場合、
構造に関する審査が省略されていたのですが
2025年4月からは、基本的に構造計算をしっかりとして
それをUDIのような確認審査機関がきちんと審査して
建築基準法に適合しているかどうかみることになります。
それに加えて、いままでは2階建ての木造住宅は、
省エネ性能については、
国が定める基準に適合させる必要はなかったのですが、
2025年4月からは国が定める省エネ基準に適合させる必要があり、
きちんと適合しているかどうかを確認申請と同時に
チェックされることになります。

構造計算については、
私が設計した住宅は全て今でもしているし、
省エネ基準についても、問題なく国が定める基準以上に
なっていますから問題はないし、省エネ計算などについても
何度もしているので問題ないのですが、
確認申請時の図面への描き込み(情報量)が
断然違ってくるので、それが私にとっては問題です。

いままで求められていなかった室内の給排水経路を示す
設備図や採光計算に必要な情報、
キッチンの換気扇の換気計算などなど
図面に表現すべきことが一気に増えます。
いまの建築基準法では採光がアウトになることはありませんし、
設備配管が住宅で問題になることも考えにくい。
キッチンの換気扇は、ガスコンロの消費量を遥かに超える
性能を持ったものばかりですし、
いちいち図面に描いておく必要性が不明です。
書き間違いによる訂正とかの方が面倒になると思います。
審査する方だって大変ですよね。
いちいち全部目を通さないといけないんですからね。

建主さんにとっても、よくないことが起こるのではないでしょうか。
確認申請を建築士に代行してもらう費用が高くなることが予想されます。
費用ばかりか、時間も相当かかってきます。
いや、構造や省エネ性能に関する部分で
手間暇や時間がかかるのは、ある程度仕方ないと思います。
基本性能の部分なので、しっかりと計算をして
それをきちんと審査してもらう。
これは建主さんにとってもいいことですよね。
むしろ、いままで審査しなかったんだという感じです。

それ以外の部分は、いままで通り、
建築士が設計して監理する2階建て以下の木造住宅は
審査を省略してもいいのかと思いますがいかがでしょうか?

ということで、
2025年4月着工のものから新しい建築基準法が適用されます!

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