家族室とスタディスペース

白子の家

独立して設計を始めた頃から暫くは
リビング・ダイニングに
「家族室」という名を付けて設計していた。

南房総市の平屋「白子の家」も、
「家族室」をつくり、
そこから暮らしが展開していく構成になっている。

「家族室」のつづきに、
子供たちが勉強したり、奥さんがミシンをかけたり、
ネットサーフィンするためのスタディスペースが
「コの字」状に設けられている。

家を建てる人の事情も変わってきて、
子育て中心の家族から
夫婦のための家だったり、
一人で暮らすためのものだったり、
高齢の親と暮らすための空間をつくるなど、
家をつくる動機が多様になってきて、
リビング・ダイニングを「家族室」と
名付けるのは相応しくない機会が増えました。

「家族室」でなくリビング・ダイニングに戻った空間は
もっと多様性のある機能を求められ、
スタディースペースは「ワークスペース」の
意味合いが強まり、くつろぎの場であると同時に
仕事の場でもあるようになり、
公私の境がなくなりつつあります。

なおさら家は単なるカタチやスペースではなく、
そこでどう暮らすかを考えて設計する必要が
ある様な気がしています。

事前相談
資料請求
お問合せ

住宅勉強会

欲しい情報届けます!
じっくりとお話を伺い、お越し戴いた方の
疑問や不安にピンポイントで
お応えします。

住宅勉強会

関連記事一覧