ロフトの窓

日記

「小屋裏収納」、いわゆるロフト。
ロフトの窓の大きさに曖昧な制限がかかっています。

建築基準法的にロフトはあくまで余剰空間につくる
収納スペースとして認めているので、
大きな窓をつくるのはおかしいということです。

行政にロフトの窓の大きさについて
問い合わせをすると
「換気に必要な最低限の大きさ」
という回答が返ってきます。

「換気に必要な最低限の大きさ」を
建築基準法上で考えていくと
「換気に有効な開口(窓)面積」
ということになって、
それは、その床面積の1/20と規定されています。
ですから、行政や指定確認審査機関は
ロフトにつくって良い窓の大きさを
ロフトの床面積の1/20以下と考えていることが多いです、
(これは完全なルールということではなく、
なんとなくそういうことにしておくという
ボヤッとした行政等の考え方です)

また「換気に有効な開口(窓)面積」というものの
考え方が簡単ではなくて、
引違窓の場合は、換気をするときに
開けることができる部分は、半分しかありませんから
引違窓全体の半分の面積を「換気に有効な開口(窓)面積」
としています。
横滑りだし窓の場合、その窓の回転角度が45度未満の場合は
その窓全体面積よりもだいぶ小さくなるので
先述した考え方でロフトの窓を考えていくと
たくさん窓をつけることが出来るということになります。

そこで、そのことを指定確認審査機関に問い合わせたところ

「確かにそうですけど、そもそもロフトは余剰空間につくる
収納場所なので、たくさん窓があるのはおかしいですから
その辺のことをご理解いただきつつ設計者の判断で
窓の計画をしてください」

という回答でした。

ロフトについては、
曖昧な部分がまだ多く、
いつも行政や指定確認審査機関から
ハッキリとした回答をいただけません。
今後も、引続き確認をしていきたいと思います。

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