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いまから15年前の
エキサイトブログに書いていた2009年2月のブログ。

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一つ前と5つ前の記事で、視覚操作と空間体験のことを書きました。
この「浴室」もその考え方で設計しています。

外が見えるだけならサッシはどこでも良いのですが、
より外を近くに感じてもらえるように、サッシを浴槽
の高さギリギリまで下げています。
このことによって、浴槽に浸かっているとき、
外をより近く感じ、開放的な感覚になるのです。
このちょっとしたことが、普段の暮らしを豊かに
していくんですね。

もちろん、外部(横と上)からの視線を遮るものがあってこそです。
実は、はじめ、大和張の板塀の隙間から浴室が見えていたので、
さらにその板塀の上からスノコ状に板を張ったのでした。
その作業は、罰として私が行いました・・・。
今は、のぞけなくなっています!!
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このブログは、茂原市で設計した平屋の浴室のことを
書いているものです。

今もこの考え方で設計していますが、
桧で壁と天井をつくるとき、
サッシの枠は、上と横は枠無しにして、
下は、人工大理石にして濡れて劣化がないように
今はしています。
この当時は、桧の厚板に水勾配をつけて
つけていました。

そもそも最近は、めっきり桧の浴室をつくることが無くなり、
システムバスばかりになっています。
これは、建築費が上がって、浴室に貴重な予算を回すことが
できにくいことも影響しています。
あと、断熱性能が影響していますね。

そう、この浴室も外を眺めながら入ることができるように
したのですが、外の大和張りの板塀の隙間が大きく、
板塀に近づき、じっと見ると、浴室を覗くことができてしまって、
できてから、私が内側に、もう一重、板を張って
外から見えないようにしたのでした、、、

昔のブログを読み返してみると
その当時のことが蘇ってきて
面白いです。

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