知ることの大事さ
家を建てるときには
いろいろなことを考えることになります。
ですが、家を建てた経験がない人がほとんどですので
何を考えたら良いか?何が大事なのか?何から始めたら良いか?
全くわからない状態で、家づくりが始まります。
そんな方に、まず初めにすることとして
「銀行に行ってください」
と、お伝えしています。
なんだ、まず金か!?
と、そんな声が聞こえてきそうですが、
そういう意味ではなくて、
いくらの予算を用意する(借りる)ことができるのか?
それがわかると、いきなり家づくりが具体的になってきます。
漠然とした不安が少し解消され、進みやすくなります。
土地選びから始める方には、
「予算ー土地代=建築費 にはしない方が良いです」
と伝えています。
大概の場合、土地を買った余りの費用で
家を建てようとしますが、
そうすると、立地条件は良いけど
家自体は満足できないということになりがちです。
思っていた暮らしが実現できないなら
なんのために家を建てたのか、、、。
大切なお金ですから、上手に使いたいですね。
家の基本性能はとても大事ですが、
物理的な数値が良いだけでは
暮らしは良くなりませんし、
いい家とは言えません。
耐震性能が良い、断熱性能が良い
というのは、家という箱の性能が良いということです。
箱の性能が良いことも大事ですが、
それだけではダメです。
耐震性能や断熱性能をよくするには、
窓がない方が良いのですが、
窓がない家では暮らすことはできません。
ですので、実現したい暮らしを叶える空間をつくりつつ、
構造の専門家に耐震性能を上げる方法を考えてもらい、
断熱に関しては、きちんと計算して性能を確認していき、
適した断熱材を適した厚さのものを入れるという
やり方で、感覚的な家の良さと、箱としての性能も
同時に満足させるのが、良い家づくりと思います。
「感覚的に良い」と感じる設計をするのは難しく、
「箱の性能を高める」のは比較的簡単なのです。
しかし、このような家をつくろうとすると、
ある程度の費用がかかるのも現実です。
「なんだ、やっぱり金か!?」
という声がまた聞こえてきそうです。
確かにお金が必要です。
ですので、私たちは、
その「お金の使い方をデザインする」
というマインドで設計活動にあたっています。
そして、お金のデザインは
私たち設計者だけではできませんので、
建主さんと一緒に、考えながら行うことになります。
設計というのは「お金の使い方のデザイン」も
かなり重要なこととして行なっているということです。
そのようにすることで、大事なお金の価値をできる限り
最大化していきたいと考えています。
お金の使い方のデザインは、
設計者と建主さんで一緒にするものなのです。
そのようなことを含め
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