建具待ち
千葉市のマンションリノベーション
「にゃんびょういちにょ」は、
仕上げ工事もほぼ終わりました。
リビングとキッチンを仕切る家具のカップボードは
建具屋さんに建具をつけてもらうのを待っている状態。
*建具とは扉やドア、引戸のことをいいます。障子も建具の一つです。
その建具をつくり、取り付けるのは大工さんではなく、
建具屋さんという職人さんです。
建具屋さんと大工さんが使っている道具は似ていながらも
建具屋さんの方が繊細な仕事ができる様な道具になっています。
こうした家具は、ほぼ全て “ ナラの突板 ” といって
合板の上にナラをスライスしたものを張っています。
プリントしたものとは全然違って、
木の質感のある仕上げになっています。
無垢でつくるとコストアップになることはもちろんですが、
それよりも、無垢でつくると狂ったり、縮んだりするので
そのことがネックになって家具の側板などには
あまり採用しない感じになっています。
カウンターの天板などは、無垢の材料を使うことが多いです。
特に広葉樹の無垢材は狂いやすいです。
なぜかというと、曲がって立っているから。
杉や桧などの針葉樹はまっすぐ立って生えていますが、
ナラやタモという広葉樹は曲がって立っています。
その木を切り出して真っ直ぐに加工しても、
どうしても曲がろうとして狂うということです。
話が脱線してしまいました。
カップボードなどの家具は、
建具が入ることで、単なる箱、単なる棚から
家具へと変わっていきます。
それほど建具の重要性が高いということです。
このマンションリノベーションでは
障子もたくさん入りますので楽しみです。
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