強制的にグレードアップ！

鎌ケ谷市「趣味と暮らす家」。

設計では、外壁の防水は
デュポンの「タイベック」という防水紙を指定していたのですが、
「タイベック」は廃盤になり、
上の写真の通り、
「タイベックシルバー」になってしまいました、、、
（屋根から下がっている白い防水紙は、
　工務店さんが在庫していたタイベックで
　雨から化粧野地板を守る仮設材です）

タイベックは、よく見ると紙の繊維がしっかりとしていて
比較的に厚手で、表面は何かしらのコーティングが
施されていて、手に触れるとその確かな品質がわかるほどです。
ゴアテックスと同様に、雨は通さず湿気を外に排出するという
機能を持っていて、木造住宅の耐久性を向上させる
とても大事な材料でした。

デュポンではなく、他社の防水紙もあるのですが、
防水の要となる部分の品質を下げたくないので
やむなく「タイベックシルバー」で施工していただきました。

タイベックシルバーは上の写真でもわかるように、
表面にアルミコーティングされていて、
タイベックよりも遮熱性に優れているばかりか、
その素材自体の耐久性も向上しているようです。

住宅は長い間使用されるものですし、
外壁の防水材は、劣化したからといって
後で簡単に交換することができませんから
とても大事になってきます。

タイベックをデュポンが製造しなくなったことで
勝手に家の性能がグレードアップしました！！
と同時に建築費も上がってしまうことが
悩みの種ですが、、、




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