平面を曲げて
平面形状を曲げて
真南に “ 茶の間 ” を向けた
平屋「鎌ケ谷の家M」。
軒の出を1.2Mと深くして、
夏の日差しを遮り、
冬の日差しを室内に
取り込むようにしています。
“ 真南に向ける ”
という方法は
「印旛の家」の設計を始めるときに
その敷地に建っていた
江戸末期に建てられた母家が
当たり前のように
真南に向いて建っていることを知って、
「印旛の家」もそれに倣って
真南に向けて建てたところ
1年を通して陽の入り方が理想的で
夏は軒で遮られ涼しく、
冬は陽が低いので
室内の奥まで日差しが入ってきて
自然の力で温かくなってることを
経験したので、
設計の条件が許す限り、
真南に家を向けることができないか
考えるようになりました。
そんな中「鎌ケ谷の家M」の建主さんから
『日当たりを良くして、暖かい家にしてください』
と言うリクエストがったので、
設計当初より真南に向けた案を考えていて、
太陽を味方につけた平屋を実現することができました。