エアコンをやめたリビング
暑い日が続きますね~。
今日も朝から暑いです。
千葉県南房総市に建てた平屋の「白子の家」は、
上の写真のように、大きな木製の全開サッシをリビングにつけて、
風をリビング(家族室)に採り込もうと計画した住宅です。
大きな木製サッシから採り込まれた風は、
キッチンの窓から抜けて行くように考えられています。
風を採り込んでも、抜けて行かなければ「風通し」が良くならないのです。
さらに、リビング(家族室)と一体空間の中にある
ロフトの幅いっぱいに窓を設けて、採り込んだ風を抜いたり、
暖まった空気を抜くようにしています。
それに加え、柱や梁、垂木をあらわしにしていること、
壁の仕上を土塗りや和紙にしていて、
木や土、紙が調湿して湿気もある程度コントロールしてくれるので
温度と湿度両面で体感温度を下げてくれていると思います。
建て主さんから以前届いたメールでは、
「今年の夏… ほんとに同じ場所か!? でした。家の中のあのモワッと不快な空気が
こんなにも変わるものかと この違い!衝撃的でした。」
と、建て替え前と建て替え後の違いに驚かれたということが書かれていました。
しかし、今年のこの猛暑、、、
エアコン無しのリビング(家族室)の様子が気になります。
近況を伺いに、近々訪れたいと思っております。
「白子の家」
千葉県南房総市
家族構成:夫婦+子供2人
構造規模:木造平屋建て(一部ロフト)
設計監理:野口修アーキテクツアトリエ
tel 043-254-9997