木造モジュールの不思議
昨日、千葉は結構雪が降り、少しだけ積りました。
大した雪で無かったので、それほど影響は無かったようです。
私が普段設計している住宅は、ほぼ軸組工法の木造です。
軸組工法の木造は、モジュールと言うのがあります。
(私は敢えて、そのルールを破ることがありますが)
モジュールと言うのは「間の広さの基本寸法」を意味します。
910、1820、2730、3640、4550、5460、6370、7280、8190
と、910づつ大きくなっていきます。
通常の木造住宅ですと、
廊下の幅(芯々)はモジュールの最小寸法910になっています。
それぞれの数字を良く見ると、規則性があることに気が付きます。
各モジュールの寸法の数字を足すと、
910の場合、 9+1+0=10
1820の場合、1+8+2+0=11
2730の場合、2+7+3+0=12
3640の場合、3+6+4+0=13
4550の場合、4+5+5+0=14
5460の場合、5+4+6+0=15
6370の場合、6+3+7+0=16
7280の場合、7+2+8+0=17
8190の場合、8+1+9+0=18
順序良く10~18までの合計数値になります。
910の半分の寸法を “ 尺五寸(しゃくごすん) ” と言います。
尺の前の「一(いち)」を省略して呼ぶのが一般的です。
910の半分ですので455となります。
455、1365、2275、3185、4095
455の場合、 4+5+5=14
1365の場合、1+3+6+5=15
2275の場合、2+2+7+5=16
3185の場合、3+1+8+5=17
4095の場合、4+0+9+5=18
やはり、順序良く14~18までの合計数値に並びます。
※数字の中に「0(ゼロ)」が2つ以上あるとダメみたいです。
では、全くモジュールと関係ない数字が910づつ増えていくとどうか?
1962、2872、3782、4692
1962の場合、1+9+6+2=18
2872の場合、2+8+7+2=19
3782の場合、3+7+8+2=20
4692の場合、4+6+9+2=21
全く関係ない任意の数字でも同じ現象になりました。
ということは「910」という数字がこの現象を起こさせている
ということになります。
910という数字は、もしかしたら奥が深いのかもしれません。
また時間があるときに、910以外の足して10になる数字(例えば820,730)
でも試してみたいと思います。
どうでも良いことなのですが、
気になってしまったので、記事にしてしまいました。
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