同じ面積でも広くできる
同じ床面積なのに広くできる??
只今、実際に家をつくるために必要な図面(実施図面)を描いているところですが、
気付いてしまいました!
いままで、あたりまえにやっていたことなので、自分の中では普通すぎて
気が付いていなかったのですが、
同じ床面積なのに、広くする工夫をしていたのです。
大したアイディアでは無いのですが、効果は大きいと思います!
普通の壁を図面にすると
「個室」と「スタディスペース」の間にある様に
柱の厚さ以上の壁になります。
実際の状態は、
こうなっています。
この上に石膏ボードを張って、壁が出来あがります。
先ほどの図面では、見えなかったのですが
この壁には “ 筋かい ” がタスキ掛けで入っています。
一方、ウォークインクローゼットの壁を図面で見てみると、
柱の部分以外は “ 薄い壁 ” になっています。
実際の状態は、
こうなっていて、図面通り “ 薄い壁 ” になっています。
2つの壁は厚さを変えているのです。
ウォークインクローゼットの壁は薄いので、同じ床面積でも
壁を薄くした分、床を広げたことになり、収納量が増えました。
これが “ 同じ床面積なのに広くなる ” ということです。
じゃ、全部の壁を薄くすれば広くなるのでは?
と思われるかもしれません。
最初に見て戴いた壁には “ 筋かい ” がタスキ掛けで入っているので
薄くすることができないのです。
この他、設備の配管がはいってくる壁なども薄くすることができません。
逆に言えば、
どの壁を薄くできて薄くすべきか?
それを考えることも設計の大事な仕事です。
しかし、意外とそれを考えるのは面倒なことなので
やられているケースが少ない様に思います。
ご自宅を建てる際には、壁の厚さについても注意して見ていくと
“ 同じ床面積なのに広くなる ” ので、是非とも試してみて下さい!
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