広狭深浅
今日は、成田市のマンションリノベーション工事について
建て主さんと事務所で打合せをしました。
もともとの空間のつくり方は床も天井も直張りで
少しでも気積を大きくするために、
そうしたつくりにしたのだと推察します。
そして、今回のリノベーションでは、
敢えて玄関や廊下やトイレ、洗面脱衣室などの天井の高さは抑えておいて、
グッと天井を上げたリビングに入ったときに
より開放的に感じる様な空間構成にしています。
先日お引渡しした木造平屋の「白子の家」も同じ仕掛けをしています。
サブ玄関から入ると低い廊下空間になっています。
その天井高さを抑えた廊下を抜けると
屋根なりの高い天井の家族室(リビング・ダイニング)に出ます。
このことで、より開放感を感じることができるようになっています。
この手法は「広狭深浅」といって古典的な手法ではありますが、
古びず、効果的な設計手法なので多用しています。
もちろん、この方法以外にも開放的に感じるための手法はあるのですが、
「成田市のマンションリノベーション」と「白子の家」では
マンションと戸建て平屋と言う違いはあっても、
同じ「広狭深浅」の手法を採用しました。
その方法が効果的かどうかは、空間体験をしていただくのが一番なのですが
先ずは「白子の家」の設計例を画像でご覧いただければと思います。
「成田市のマンションリノベーション」は、完成しましたら
見学会を予定しておりますので、
そのときに是非、空間体験をしていただければと思います。
成田のマンションリノベーション
場所 :千葉県成田市
改装内容:築16年のマンションフルリノベーション(スケルトンリフォーム)
規模 :75.83㎡
住まい手:女性1人
設計監理:野口修アーキテクツアトリエ
tel 043-254-9997
「白子の家」
千葉県南房総市
家族構成:夫婦+子供2人
構造規模:木造平屋建て(一部ロフト)
設計監理:野口修アーキテクツアトリエ
tel 043-254-9997
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