二度目の家づくり
家は3度つくらないと満足のいく家をつくることが出来ない、、、。
と、言われています。
なるほどー、確かに家づくりは難しいのでそうかもしれないな
と、思う部分もあります。
しかし、よほどの方でないと3度も家を建てることができません。
3度つくることは現実的じゃないです。
となると、ほとんどの人は満足のいく家を建てることはができない
ということになります。
本当に、そうなんでしょうか?
私は、3度建てても満足しない人もいれば、
1回目で大満足の人もいると思います。
この “ 3度 ” というのは、回数を言っているのではなくて、
3度建てたと同じくらい、よく検討し、考えたか?
ということを意味していると思います。
私が普段設計している家は、
まずプランして、模型をつくります。
この段階で、1度家を建てる疑似体験をしています。
つぎに、実際に家をつくるための図面を描くのですが、
ここで言う “ 描く ” という行為は、線を引くというよりも
“ 一度紙の上で家をつくる ” ということで、
2度目の家を建てる疑似体験になります。
実際、図面を描いているときは、頭の中では、
そこで大工が木を削り、組み立てている姿が浮かんでいます。
左官屋が漆喰を塗っています。
そして、この疑似体験をしてつくった図面で、
ようやく本当に家をつくりはじめます。
そうです、3度目は本当に家をつくるときなのです。
私たちの家づくりは、こうして3度家をつくることと同じことをしているのです。
しかし、先述しました様に、単に3度つくっても満足するかどうかはわかりません。
その過程で、よく検討し、考えたかが大事なのです。
1度目の模型も大事ですし、もちろん3度目の本当に建てる段階も大事です。
しかし「二度目の家づくり」である図面を描くこの段階が
私は最も大事だと思っています。
建国記念の日の今日、“ 二度目の家づくり ” である図面を描いていました。
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