仕掛け
今年も残すところ、あとわずかになりました。
私が子どもの頃の冬には、居間に炬燵があって
炬燵に入ってみかんを食べながらテレビを見ていたりしました。
いまは、炬燵を出している家は少ないんじゃないでしょうか?
「印旛の家」では
奥さんが、お茶やお琴などをするためと、
ご主人が寝転がって想い出の東の庭を眺めたり、旅客機を眺めたり、
来客時の客間として使うために和室をつくりました。
(最近は、海外からのお客さんもこの和室に泊ったりしているようです)
それと同時に、この和室で鍋をしたりしたいということで
堀炬燵を畳の下に仕込んで、必要なときに出せるようにしています。
この季節、みんなで鍋を囲むのは楽しいですよね。
また、障子を壁の中に仕込んでおいて、寒い日中や夜には
壁の中から障子を出して閉じることが出来るようにしています。
壁の中に完全に引き込んでいるので、東の庭を眺めたり旅客機を眺めるときに
障子が邪魔になることがありません。
空間の使い方に合わせて、いろんな仕掛けをしておくことも
楽しく暮らすためには必要なことですね。
「印旛の家」
千葉県印旛郡
木造平屋建 110.48㎡(33.53坪)
家族構成:夫婦
※印旛の家のブログ
設計監理 野口修アーキテクツアトリエ
tel 043-254-9997
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