建て主、生垣をつくる
ブログでお伝えはしていませんでしたが、
「四街道の家」は、3月末に引渡をしていました。
昨日、3カ月点検と、ポストと表札、ソファーの打合せで伺ってきました。
生垣の骨組みが、ほぼ出来あがっていました。
設計当初より、境界線上の塀は、建て主さんがご自分でつくる
ということになっていました。
しかし、上手につくるもんですね~。
この竹の骨組みに植物を絡ませて生垣ができあがります。
生垣を通過するときに、風が植物の水蒸気で一旦冷やされ、
自然を利用した冷房になります。
また、植物はしなやかなので、強い風が吹いても壊れませんし、
地震が起きても、ブロック塀の様に倒れて人に危害を加えたり、
道路を塞いだりしません。
そして、緑被率や緑視率をあげて、まちなみ向上や環境負荷低減に貢献します。
内部も、置き家具なども配置され、建て主らしい空間になっていました。
また後日、撮影をさせていただき、その後ホームページでアップします。
ダイニングスペースのすぐ脇に設けた“小さなスタディスペース”で
今年から小学生になったお子さんが勉強していました。
予定通りちゃんとスペースを使ってくれていて、良かったです。
いろいろとお話をお聴きした中で、あー、つくって良かったなぁって
思ったのは、
「お風呂に入って、子供と空を見上げて、星や月を見るんです。
星が見えるね~とか、月が見えるね~って
子供と話しながら入れるのが凄く良いです」
って、ご主人が仰ったときの顔がとても印象に残りました。
この家のお風呂にも坪庭を付けているんですが、
当初は、上からのぞかれないように坪庭にパーゴラを
つけようとしていたんですが、ご主人が、空を見ることが
できなくなるので、取り合えず、いまはパーゴラ無しにして下さい
ということで、空が見える坪庭にしたのでした。これが良かったですね。
それと、奥さんのお話で、
「いまは、夫婦の寝室で家族4人で寝てるんですけど、
窓から月や星が見えて、“ほら、見えるよ”って子供に言って、
窓際に布団をズラして、月や星を見ながら寝るんです」
というエピソードを聞いて、これも、凄くいいなぁって
思いました。
凄く豊かな暮らしをしてくれてるんだなぁ、
家族での暮らしを楽しんでくれてるんだと
思って、この家をつくって本当に良かったと
つくづく思った一日でした。
「四街道の家」
千葉県四街道市
構造規模:木造2階建て
家族構成:夫婦+子供2人
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