火打
photo by STUDIO DIO/白石隆治
「蓮田の家」の火打梁。
本当は、こうして入れることを望んではいなかった。
耐震等級2の要件を満たすために、
屋根面で構造的に効く「水平構面」を取ろうとしたら、
垂木の間に「コロビ止め」を入れる必要があり、
「コロビ止め」を入れてしまうと、通気ができなくなることから、
火打梁を入れることになった。
しかし、この火打梁は、水平に入っているのではない。
屋根なりの角度で入っている。
入れたくなかった火打梁も、見方によって、この写真の様に
魅力的になってくる。
しかも、構造的にしっかり働いてくれていると思うと
愛おしくなってくる。
「蓮田の家」
埼玉県蓮田市
家族構成 親世帯:夫婦 子世帯:夫婦+子供2人
構造・規模 木造2階建
設計監理 野口修アーキテクツアトリエ
tel 043-254-9997