床暖房の床
今日は、暖かかったですけど、
まだちょっと肌寒い日があって、もう少し暖房のお世話になりそうです。
うちのアトリエは、2年前に改装したとき、
電気式の床暖房を入れました。
床は杉の無垢材です。厚さは15ミリです。
特に目立った隙間や狂いもありません。
いや、ちょっとくらい隙間があいたり、狂っても良いと思っていましたし、
いまだって、そう思ってます。
ちょっとの隙間や狂いがあっても、床が抜けたりすることは当然ありませんし、
使い勝手に支障をきたすなんてこともありません。
いままでも、いろんな家で、無垢の杉やサワラの床に
電気式の床暖房や温水式の床暖房を入れてきましたが、
問題になったことはありません。
床暖房のメーカーは、
「指定した床材(主には、合板を基材とした複合フローリング)で仕上てください」
と、指定してきます。
無垢の、しかも針葉樹の床は、メーカーにとってはリスクの高い
床材ということです。
私たち設計者も
もちろん、ただ無分別に、乾燥の良くない無垢の床材を使うと
問題になるかもしれませんので、床材を選ぶときは、
特に乾燥状態には注意が必要です。
あと、「この床なら大丈夫」と判断できる経験値も必要かもしれません。
杉やサワラの場合、柔らかいので、他の床材に比べて
もともと暖かいのですが、床暖房にすると「ありがたい暖かさ」に
変わる様に思います。笑
いま工事中の「蓮田の家」も電気式の床暖房に杉の床ですし、
「おゆみ野の家」は温水式の床暖房に杉の床です。
どちらも、その暖かさを体感するのが、今から楽しみです。
