敷居、鴨居
雨が降ったり、やんだり、不安定な天気の中「印旛の家」の現場へ。
単なる板が、大工によって溝を彫られることで床と天井の間に浮く部材である鴨居になる。
南と東の敷居はそれぞれ別のものでありながら、
この様に互いに関係のある部材として、加工され敷かれた。
この敷居・鴨居は和室の障子の為の部材である。
それぞれは二次元的な部材であるが、三次元的な関係性で成り立つことから
加工取付は、想像を超えて難易度の高い仕事が要求されている。
再び雨が降り出し、外から屋根に落ちる雨を眺めてみた。
1寸勾配のゆっくりした片流屋根に落ちた雨は行儀よく軒樋に納まり、
軒下の空間は何事もないような静かな空気が流れていた。
「印旛の家」
千葉県印旛郡
木造平屋建 110.48㎡(33.53坪)
設計監理 野口修アーキテクツアトリエ
tel 043-254-9997
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