四街道の家

大きなバルコニーのある木の家

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末広がりのリビングです!

 

当初、工務店との家づくりを検討されていた「四街道の家」の建て主さんは、工務店と一緒に家づくりをするにあたり、適正な工事費についてや要望の伝え方、断熱施工についてなどの予備知識を得るために、当アトリエが毎月開催している勉強会に参加されました。

2度目の勉強会参加の後だったと思いますが、「やはり、設計は野口さんにお願いしたいです」というお話がありました。
当時、土地探しをされておりましたので、知合いの不動産屋さんに声をかけて、土地探しのお手伝いもさせていただきました。
(その後、建て主さんが現在の土地をお探しになられました)

2つくらいの候補地をご紹介しましたが、採用とはならず「やはり土地探しは難し」と思っていた矢先、
建て主さんから「いい土地が見つかり、購入するつもりです」という連絡がありました。
その土地は、奥様が直感的に気に入られたそうです。
早速私たちも、その土地を見に行きました。大手ゼネコンによって造成され分譲されている住宅地でした。

南西側に道路

西北側に幅4Mほどの通路のような敷地があり、その隣には、家がすでに建っている
その通路が干渉帯になり、隣家や外部からの視線は、それほど気にならない感じです。

北東側の敷地は、造成計画で駐車場になるはずだった土地のようでとても広い土地でしたが、大きすぎてしばらくは家が建つことがないような感じです。

南東側の土地は、今回の計画地とほぼ同じ規模の土地です。
まだ更地でしたがここは近々、家が建つことが予想できますので、それを見越した設計にしておく必要があると思いました。

土地の規模からして、タイトな感じになることがなさそうでしたので、あまり神経質にならずに計画を進めていくことにしました。

道路より少し上がった台形のカタチをした変形敷地。

家族がいつもいる場所は、なるべく広々とさせたい。
一体的な空間にして「家族との暮らし」を濃いものにしていきたい。
それに加え、機能的でいて、心地よい空間にしたい。

平面形状を敷地に合わせ台形状にし、リビングに向かうほど広くなるようにして実面積としても、感覚的なこととしても広がりを感じるようにしました。
その広がった先に、大きなFIX窓と木製の引込戸を設けて、より開放的になるようにしています。

キッチンやダイニングからは板塀で囲われた庭を臨むことができ、外を感じながら料理をし、食事をすることができます。
また、ダイニングの中にある階段の下を利用し、スタディスペースを設けています。
わずかなスペースながらも、ダイニングテーブルで勉強する場合と違って、食事の際に、勉強で広げたものを仕舞うことなく、そのままで食事が出来、食事の後にすぐに勉強に戻れるのは機能的にも、精神的にも良い事だと思いました。

ダイニングに続く和室は、わずか3畳ほどのスペースですが、普段はゴロゴロ横になり、寛ぐスペースとして使います。
布団を2つ敷くことができるように寸法を検討していますので、ご両親など、来客があった際も客間として利用できるようにしています。
お引渡し後、「子供が風邪を引いたときなど、寝かせておけます」と、建て主さんが仰っていました。
体調が悪いとき、横になっているそばに家族の気配がするのは心強いですね。
和室は大きな引戸を閉めることが出来るようになっていますので、こうして個室としても十分利用することが可能です。

キッチンは大工さんによるオーダーキッチンです。奥さまに鍋や食器を全て測っていただき、収納場所をきちんと決めてつくりました。

少し広めの洗面脱衣室にはタオルなど収納できる場所をつくったり、カウンターを広くして機能性を上げています。それに続く浴室は壁・天井を桧にし、坪庭を設けて入浴が楽しくなるようにしています。

ダイニングと一体的になった階段を上がり、2階には寝室と、仕切りのない子供部屋、納戸、トイレがあります。寝室は、この家の特徴でもある “ 大きなバルコニー ” につながっています。洗濯が大好きな奥さまのために大きくつくりました。物干をたっぷりできることはもちろん、家族で食事をしたり、お茶を飲んだり、暮らしを豊かにしてくれる場所です。

子供部屋は、将来も建具(引戸など)を取り付ける予定はありませんが、仕切れるようになっています。
「子供の具合が悪くなったときや掃除のときに水を使いたい」という奥さまのご希望で、2階トイレには少し大きめの手洗器を設けていすます。
2階に洗面を設けない場合は、確かにトイレの手洗いを使えるようにしておくと便利かもしれません。
2階の納戸には、今までお使いになっていた箪笥を仕舞い、衣料品を収納しています。
1階にも納戸があるのですが、そこには日用品などを収納しています。

平面形状を台形にすることで、敷地を無駄なく使える反面、建物の内部空間では、キチンと寸法検討などしなければ使いづらいスペースや無駄な部分が出てきがちです。
今回は、広くなっていく部分をリビングにしたり、調整しなければならい部分にトイレと収納を設けて、変形した平面を無理なく使いきることができました。
建物の1面だけでも角度がつくことで、感覚的には広がりを感じやすくなります。
今回の家でもそのことを感じました。
造り付のソファに座ったとき、
ダイニングテーブルですわっているとき、
キッチンからの眺め、
それぞれの場所で視線の変化があって楽しい住宅になったと思います。

 
 
 
 

約7ヶ月の工事期間を経て、お引渡しの日。

お子さん2人が、大興奮!!
喜びを隠しきれないという感じで、とても喜んでくれていました。

実は、造り付けのソファは、当初ご提案はしていたものの、今回の工事では実施しないものとなっていました。
竣工間際に「やはり、ソファをつくりたいのですが」というお話を戴き、お引渡し後に納品をしてもらったのですが、そのときも、お子さん2人は大興奮でした!!
ソファが設置されたら、そこで飛んでみたり寝転がったり、楽しそうにしていました。

建て主さんご夫婦に喜んでいただいたことも、もちろん嬉しかったのですが、
こうしてお子さんたちに、こんなに喜んでもらえると、
「この家をつくって良かったな~!!」と、素直に嬉しい気持ちになりました。

ということで、この家も本当に、いい家になりました!!

 
 

設計監理

野口修アーキテクツアトリエ

施  工

有限会社田中兄弟工務所

 

木造2階建て 延べ面積108.34㎡(32.77坪)

 

 

 
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