手刻み

おゆみ野の家

これから工事が始まる「おゆみ野の家」は、

柱や梁を大工が墨を付け、手で刻んで加工していく予定です。

昔では、当たり前だったこの「手刻み」も、

今では、コストアップや時間が掛かるということで

敬遠され、機械による加工「プレカット」が主流となりました。

刻み1


プレカットも精度や加工技術が向上して、

手刻みよりも“正確さ”という性能でも、もはや上かもしれません。

ただ、プレカットでできる継手や仕口は、

鎌継、蟻継(他の加工もできるところも僅かですがあるようです)程度で、

2本の材料を繋ぎ合わせることの欠点を補う“追掛大栓継”などは出来ません。

木造の軸組み(構造的な骨組み)では、4メートルの長さの材料が

一般的に流通している基本的な長さなので、しばしば2本の材料を繋ぎ合わせる

“継手”という場所がでてきます。

その継手に先述の“追掛大栓継”を採用して、その弱点を補う工夫が

手刻みではできます。

刻み2

刻み3

それだけでなく、手刻みでは、大工がその木材の固体の特徴を見て、

適材適所に振り分けて行きます。

また、一針一針手で縫っていく裁縫と同じで、

一刻みごとに、気持が込められています。

この「気持ち」は科学的に、いま、その効果を説明できませんが、

気持が込められていない仕事よりも、良いのではないかという感覚は

共感して戴けるのではないでしょうか。

こうして刻まれた材料が組みあがって「上棟」という、

家づくりの一大イベントを迎えることができるのです。

写真は、9年前の夏に撮った「ANA nHOUSE」の木の柱、梁です。

「おゆみ野の家」の刻みが始まりましたら、

またこのブログで紹介させていただきます。

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